「不妊症とは」

 

すぐに妊娠すると思ったのに妊娠しない。自分は不妊症かも知

 れないと感じている方

病院での不妊治療に躊躇している方

何年も不妊治療をしているが妊娠しない方

人工受精・体外受精等の不妊治療が思うように進まず悩んでい

 る方

年齢的にいつまで不妊治療を続けてよいのか悩んでいる方

何度も流産を繰り返している方

妊娠しても流産しないで無事に出産できるのか不安がある方

自然に赤ちゃんを授かりたい方

婦人科疾患(生理痛・生理不順・子宮筋腫・子宮内膜症)を

 患っている方

2人目がなかなかできず、子供に兄弟を作ってあげたいとお考

 えの方

 


 

あなたが、もし、不妊治療についてこのようなお悩みを抱えていらっしゃるのなら、当院は必ずあなたのお役に立つはずです。是非ご相談ください。

 

 

不妊の検査を受け女性側も男性側も異常なしの結果が出ているのであれば、その後、妊娠の兆候がないからといって、病院に直行しないで下さい。

 

その時は、ここで一旦立ち止まって、考えて頂きたいのです。

自然妊娠の「自然妊娠療法」をお勧めします。

 

不妊症は、ストレスや疲れなど体調の変化が強く影響します。お互いの健康管理はもちろんのこと、相手を思いやる心や女性の安寧が保たれている事が肝要です。

 

病院での高度生殖医療を否定しているわけではありません。顕微授精(ICSI)のようにミクロの世界に入ってしまうと、患者さんの身体バランスを総合的に診ること事は難しいのではないかと、と思えるのです。

 

 

精神的ストレスは脳を刺激し、自律神経やホルモンバランスを崩し、冷えや不眠を招き、骨盤の歪みは生殖臓器の機能低下を招き、不妊症におおきく影響します。自然治癒力を最大限に引き出し、妊娠し易い身体を作る、安全・安心の「自然妊娠療法」をお考えください。

 

1不妊症の方へ

 健康な男女が妊娠を希望し、避妊をしないで「一定期間」夫婦生

 活を行なっても妊娠しない状態を言います。

 通常の夫婦生活を送っていると、1年で80%、2年で90%のカ

 ップルが赤ちゃんを授かるとされています。残りの10%が不妊

 症と考えられ、タイミングを見計らっても自然に妊娠する可能性

 は低くなります。

 自然妊娠しない「一定期間」の目安は、日本産婦人科学会では1

 年としています。

 

2.不妊の検査や治療を受けたカップルは5.5組に1

 不妊の検査や治療を受けたことのあるカップルは5.5組に1組の

 割合で、増え続けています。〔第15回出生動向基本調査/国立社

 会保障・人口問題研究所(2015年)より〕

不妊は女性だけの問題と思われがちですが、妊娠のメカニズムは

複雑で不妊の原因は男女11の割合です。決して女性だけ、男

性だけの原因とはえません。子供を望む女性だけの問題ではない

のです。

また、晩婚化などによる「社会的な不妊」に対しては、社会全体

が取り組む必要があります。

このように不妊症は、複数の原因が絡み合って起こる事が多いで

す。

 

3.女性の原因

 不妊の原因は人それぞれですが、女性の原因として多いのは「排

 卵障害」「卵管障害」「子宮着床障害」です。

 

 排卵障害

 自力で排卵を起こすのが難しい場合のことです。卵子はホルモンの命令によって成長しますが、ホルモンの分泌量が少ない、卵巣がうまく指令を受け取れないと卵子がうまく育たずに排卵が起こりにくくなります。

 過度なダイエットや大きなストレス、喫煙、体の冷え、血行不良

 などがその原因になる事もあります。また、卵子の老化によって

 うまく排卵しない、卵巣の表皮が硬くて卵子が外へ出られない病

 気によって排卵障害が起こることもあります。

 

卵管障害

卵巣と子宮を繋ぐパイプの役割の卵管はとても細いので詰まった

り、くっついてしまうことがあります。そうすると、卵子と精子

が出会えなくなったり、受精卵が移動しづらくなったりして不妊

の原因になります。卵管は左2本あるので、どちらか1本が正常

であれば自然妊娠できます。

 

子宮着床障害

子宮に何らかの原因があり、着床しにくいことがあります。子宮

内膜症やポリープ、黄体ホルモンが十分に分泌されないなどが考

えらえますが、着床のメカニズムは神秘的で全てが解明されてい

るわけではありません。

黄体ホルモンが分泌されない原因としては、運動不足やストレス

による自律神経の乱れなどが考えられます。

 

4.男性の原因

 不妊の原因は男性側にもあるのですが、あまり知られていないの

 が現状です。男性の原因として多いのは、「造精機能障害」「性

 機能障害」「精路通過障害」の3つです。

ただ、女性と同じように不妊の原因には個人差があり、男性不妊

では約40%が原因不明と言われています。

 

造精機能障害

精子をうまくつくることができない状態です。男性不妊のほとん

どの原因はこの造精機能障害です。この障害には、精液の中に精

子が全くない「無精子症」、精子の数が極端に少ない「乏精子

症」、数は十分ながらも精子に元気がない「精子無力症」などが

あります。

先天性のもの・精索静脈瘤(精巣上部に発生した血管のこぶ)な

どの病気がきっかけになるほか、アルコール、喫煙、肥満が原因

になる場合もあります。

 

性機能障害

勃起や射精がうまくできない場合も不妊の原因になります。病気

やストレス、陰茎への血流が減少することによって引き起こされ

る他、性行為のタイミングなどに神経質になり過ぎるという精神

的な原因が考えられます。

 

精路通過障害

精子の通り道が狭かったり、詰まっているために、射出された精

液に精子が見られない場合です。先天性のものや炎症やケガがき

っかけになる事もあります。

 

 

5.一般的な不妊治療と費用の目安

 一般的な不妊治療は、次の3つです

 

タイミング

人口受精

体外受精

保険適

保険適用外

保険適用外

1回数千

1回12万円

1回2060万円

医師の指導で排卵

後に性行為をする

精子を人工的に子宮へ

注入する

卵子を取り出し、シャーレの中で精子と

受精させる

 

タイミング法

 検査結果をもとに医師が排卵日を推測、医師から妊娠しやす日 

 について指導を受けながらその前後に性行為をすることをタイミ

 ング法といいます。

保険が適用され、1回数千円程度です。タイミング法は不妊治療

の初めの段階です。

 

人口受精

 子宮に精子を人工的に注入する方法です。排卵のタイミングに合

 わせて、元気な精子だけを送り込みます。保険適用外で112

 万円です。

よく体外受精と混同されますが、全く違う方法です。体外受精よ

り妊娠率は下がりますが、体への負担・経済的負担が軽いことか

ら回数を重ねることができます。

 

体外受精

 体外に卵子を取り出し、シャーレの中で精子と受精させる方法で

 す。受精卵が順調に分割して受精後2日目くらいの「初期胚」ま

 たは56日後の「胚盤胞」の段階まで成長したら、カテーテル

 で子宮へ送り込みます。

タイミング法や人口受精では妊娠できず、自力での受精が難しい

場合が対象となります。保険が適用されず12060万円で

す。

 

6.不妊治療をして出産できる確率

 体外受精をして出産に至る確率を表しています。

 妊娠できる確率は1回平均2030%程ですが、年齢により大き

 く変わります。

30歳で不妊治療して赤ちゃんを授かる確率は19.9%、35歳で

16.3%、40歳で7.7%、45歳では急激に減って0.6%です。

 

7.国の特定不妊治療助成事業

 不妊治療のうち、医療保険が適用されず、高額な医療費がかかる

「体外受精」及び「顕微授精」に要する費用の一部を国が助成支援

 するもの。

お住まいの所在地を所管する健康福祉センター(保健所)にご相

談ください。